「医療系に強い」「ファッションPR専門」などクライアントの業種で強みを打ち出す企業と、
「WEBに強い」「マーケティングのサポートに長けた」などメニューやソリューションで強みを打ち出す企業とで
PR会社は大別されますが、私たちウエ・コーポレーションは後者で、メニューはメディアリレーション、中でもテレビパブリシティを強みとしています。
テレビパブリシティの獲得は、他のメディアと比較して特に難しい=パブリシティとして成立の機会が貴重・希少とされています。
新聞よりはイイ、WEBより信頼性が…などと比較しての話だけではなく、免許事業であるテレビ局としての放送ルールに則ること、さらには「テレビ」という映像メディアの特異性もあります。
免許事業であるテレビ局の責任あるコンテンツ=テレビパブリシティ
以前、「視聴率1%=100万人」と言われていた頃よりは減少傾向にありますが、テレビは依然として影響力の大きいメディアです。総務省からの許認可を得た局が電波の発信を許され、放送しています。そのため、放送局側は内容に対して厳格な審査基準を設けており、取り上げる企業や商品の選定には慎重です。
NHKでなくても、「免許事業」であることに変わりはありません。
有益で公益性の高い情報を発信する、というのが本来の意義です。民放局であってもCM枠以外は公共性の高い情報を発信する必要があり、そのコンテンツにはテレビ局全体の責任が生じます。
そのため、「企業色・宣伝色が強い」「ニュース性が無い」内容は除かれてしまいます。
また、テレビは時間という厳格な制約があります。新聞やウェブメディアが比較的柔軟にコンテンツ量を調整できるのに対し、テレビは24時間という固定された時間の中で番組を構成するため、露出機会そのものが限られています。
視聴率重視の編集方針が求める結果
その上で、視聴率を追い求めなければ、(民放局は)スポンサーが取れません。視聴者の関心を引きやすい話題や企業を優先的に取り上げる傾向があります。知名度の低い企業や、視聴者にとって魅力的に映りにくい商品・サービスは、報道価値があっても取り上げられにくい現実があります。
その番組が全国ネットの放送かローカル番組かによって魅力度は変わってきますし、放送時間帯によっても視聴者にとって魅力的な内容は変わってきます。
さらに、「映像メディア」であるテレビは、単なる情報性だけでなく、視聴者を惹きつける「映像的な魅力」と、語られる「物語制」が求められます。視聴率重視=視聴者を惹きつけ続けられる放送内容にするには、商品やサービスをどのように視覚的に魅力的に見せるか、どのような物語性を持たせるかという工夫が必要になります。
その上で求められる高度な信頼関係構築の必要性
テレビメディアへのアプローチには、制作スタッフやディレクター、プロデューサーとの関係構築が不可欠です。
“古き良き時代”と違って、これらの関係者との人間関係だけで放送が成り立つわけではありません。
ただ、テレビ番組のスタッフは時間が無い中・寝てない中、日々情報を更新し、編集し、責任をもって放送しています。彼ら制作者の意見やタイミングやマインドを理解した上でやりとりができる、そう頼っていただけるコミュニケーションが出来る信頼関係の構築が必要なのです。
企業が発信する情報が、重要であれば、上記のような人間関係の構築やコミュニケーション力は必要とされなくてもテレビ番組の中で発信されることもあるでしょう。
でも、「よりよく取り上げていただく」「文脈に齟齬のないように放送される」「重用されない情報でも切り口次第で取り上げていただくチャンスを作り出す」、
そのために広報パーソンやPR会社のアカウントエグゼクティブにはこの信頼関係を構築できる力が重要です。
スピードやタイミングを追求し、正確に的確に、共感性の高い情報を伝えるコミュニケーション能力は、どの「広報」メニューにも通ずるスキル
テレビパブリシティを獲得するためには、これらの障壁を理解した上で、ニュース性の高い企画立案や、メディア関係者との良好な関係構築など、戦略的なアプローチが必要とされます。
テレビパブリシティを獲得できるということは、正確性の高い情報を、的確な内容に編集し、共感性の高いトレンドや現象とすり合わせて好機に、相手が分かりやすいように伝えられるスキルがあると私たちは考えています。
だから、テレビパブリシティに強み=どんなパブリックリレーションを始めとしたPRメニューにも対応できるPRパーソンで構成していると自負しています。