開幕まであと3日。
EXPO2025大阪・関西万博の事前取材日・メディアデーに来場して分かりました、万博取材は情報戦である、と…
取材で行く方用、遊びに行く方用にも、気を付けた方がいいポイント・チェックしたい準備項目を整理しました。
若干PRの話題から外れますが、メディアが注目する視点を育てる点からも参考にしていただけるかもしれません。
未だ準備中な雰囲気の万博
万博は国際的な交流と最先端の技術・文化を体感できる貴重な機会。
その一方で、(海外の万博でも、五輪のときもよく言われることではありますが)未だパビリオンが未完成だったり、テストランを終えて吉村知事から様々な改善策が出されたりなど、未完成な様子が報じられています。
会場の特性や運営上の制約から、仕事でも遊びでも、スムーズに来場するためには事前の準備と一定の知識が求められます。
開幕4日前のメディアデーで幹事ら、来場前にぜひ押さえておきたい注意点を3つの視点からまとめました。効率的かつ快適に会場を巡るための参考としてご活用ください。
①移動と滞在の計画
会場は単に「広い」だけでなく、各パビリオンの間隔も大きい!のがTDRやUSJなどとは違うところ。建物間の移動にも多くの時間と体力を要します。朝から晩まで滞在しても1日では全てを見て回るのは難しく、最低でも2日は必要。万博に2日もさける観光客は少ないでしょうから、効率よくパビリオン移動の計画を立てる必要があります。
既に猛暑対策は色々案が出されていて、海上でもミスト散布できるだろうな、という様子はたくさん見て取れました。大屋根のおかげで日陰も多くありますが、会場は海沿いに位置し、日差しや風が強いのが特徴で、意外と季節の紫外線対策の方が重要かもしれません。
②飲食と物販に関する注意点
万博会場内では高価格な飲食が目立つものの、探せば比較的リーズナブルなメニューも用意されています。「庶民は行くなと?」というSNSの意見を切り取った週刊誌記事なども散見されましたが、「特別なイベントで会場価格、というのはよくあること」と冷静な意見も多く、「出展・出店のコストを考えれば妥当」という見方も定着してきています。
確かにお蕎麦やラーメンでも万博特別メニューで3000円以上、などの高額が多いですが、チェーン店の出店では、町中と同じメニューの場合は同じような価格で出しているところも多く、1000円以下で食事を済ませることも可能です。ただし、一つの建物内で高級料理と庶民的な料理が混在しているケースもあり、事前の情報収集が重要です。
この辺りは3つある「フードコート」の情報をくまなくチェックするとよいでしょう。
また、自動販売機の数が限られているため、飲み物は持参する方が望ましいと思います。缶の持ち込みはできませんのでご注意を。長時間の歩行に備えて、こまめな水分補給が必要です。
③決済手段と案内情報の準備
既にこれは広く知られていますが、クレジットカードやキャッシュレス決済が基本で、どちらも出来ない場合は、事前にプリペイドカードの購入が必要です。会場内にある自販機も現金は使えません。
さらに、現在は紙の会場マップが配布されておらず、スマートフォンにPDF形式で保存するか、可能であればA3サイズで印刷したものを持参すると便利だと思います。特に複数人での行動や仕事目的での来場の場合、紙の地図は行動の効率を高める上であった方が良いと思います。
万博は、とにかく情報戦!
1つ1つのパビリオンが大きく、しかも不案内。開幕後はボランティアの方なども多く投入されるでしょうから、もう少し情報が整理されるのかもしれませんが、事前準備無しに効率よくパビリオンを回るのは不可能と思った方が良いと思います。
メディアの方は予め取材すべきところを決めて来場されると思いますが、プラスイイ感じのところが合ったら、レベルでは見つけられないことも…しかも、公式HPでもあまり細かい情報は出ていません(これは各出展社がぎりぎりまで内容調整しているため)。
行きたい時期を決めたら、季節に応じて服装や持ち物の準備を始め、期間ごとに行っているイベントもたくさんありますので、事前リサーチをしっかりして、みんなが楽しめる万博でありますように。