「メディアにみてもらう」効果的なリリース配信how to

企業広報において、プレスリリースの配信は単に情報を発信するだけでなく、戦略的なアプローチが求められます。
AIで書いて、配信プラットフォームに任せれば自動的に媒体も選別してくれる…というだけでは全くメディアに届きませんし、それ以上に、「刺さり」ません。
WEB上に情報をバイラルさせておけばよい、というだけでしたらそれでも一時的目的は遂行されていると思いますが、そんな広報担当者はいらっしゃらないと思います。より効果的に、よりメディアを始めとしたステークホルダーに届くように。
書き方だけでなく、配信方法にもコツがあります

タイミング・日時や曜日

配信の成功を左右するのは、まず曜日と時間帯の選定です。
メディア関係者が最も情報をチェックするのは火曜日から木曜日の午前中とされています。
月曜日は週末の情報処理に追われたり、各企業が発表すべき内容も多くなって埋もれる可能性もあるためです。
金曜日は週末モードで午注目度が下がる傾向にあります。また、金曜の午後は転載もばらつきが生じ、その日のうちに間に合わなくなることもあります。
時間帯は午前10時から11時半が理想的で、昼食前の編集会議などに間に合うタイミングを狙い、その日のうちに記事化を検討していただけるように工夫します。
WEB媒体などは特にその日のリリースをその日のうちに記事化するかどうか決めることが多く、同日にリアクションが無いと記事化は難しくなることが多いです。

また、業界イベントや競合他社の発表と重ならないよう、事前にメディアカレンダーをチェックすることも重要です。大型連休前後や年末年始は避け、ニュース性の高い情報は速報性を優先します。

配信先 ~AIに任せっぱなしはダメ

配信先は「量より質」を意識します。
自社の業種や製品特性に応じて、業界専門誌、ビジネスメディア、地域メディア、オンラインメディアを分類し、各リリースの内容に最適な媒体を選びます。

過去の掲載実績を分析し、自社情報に関心を示すメディアをリスト化することが効果的です。担当記者の異動情報も定期的に更新し、人間関係を構築します。配信リストの見直しは四半期ごとに実施し、反応のない媒体は整理する一方、新興メディアや影響力のあるオンライン媒体を追加します。

…上記をこまめに繰り返していれば、必然的に「量」も増えてきます。量より質、とは言ったものの、実際、「量」も大切です。

反響の多角的検証

配信後は72時間以内の初期反応を注視します。メディア掲載数、ウェブサイトへのアクセス数、SNSでの言及数を測定し、定量的なデータを収集します。
配信プラットフォームに任せている企業も多いかもしれませんが、
SNS・オウンドメディアへ転載している場合は、そちらのインプレッションは別に確認します。

より深い分析として、掲載された記事のトーン(肯定的・中立的・否定的)、掲載媒体の影響力、記事の表示位置や掲載面積も評価します。SNSでは、シェア数やコメント内容から消費者の反応を読み取ります。

まとめ

これらのデータを蓄積し、リリースのタイトル表現、内容の構成、配信タイミングなどを継続的に改善します。成功パターンと失敗パターンを社内で共有し、次回の配信精度を高めていくPDCAサイクルの構築が、長期的な広報効果の最大化につながります。

上部へスクロール